かかさぶリタ－ンズ

ジェイル達の革命から４年。
世界はいまだに戦乱の日々から抜け出せないでいた。

４年前、連合軍の一大反抗作戦により、
帝国の皇帝ベルンハルト8世を打ち倒し、戦争は終結するにみえた。
が、戦力の大半を失っていた連合軍に帝国を攻めきるだけの体力はなく終戦とはならずこう着状態へ。

また、強大な指導者を失ったベルンハルト帝国は内政分裂により自国の至る所で内戦がはじまる。
結果、帝国から数多くの国家が離反し、新たな独立国家共同体　グレイシア共同体が誕生する。

画して、
4年の歳月の合間に、戦力を整えつつある、東ユーラシア連合軍。
内戦の傷の癒えないベルンハルト帝国。
そして帝国より離反し独立国家、グレイシア共同体の3国による戦争は今もなお続いている。

-----ウェストバレー兵站基地(へいたんきち)----
主に連合軍との国境線付近に位置する前哨基地への支援が目的。
また、独立軍との国境線付近へも支援可能な立地の為、場合によってはそちらにも派兵する。

ウェストバレー中隊が駐屯する。
ウェストバレー中隊は五つに分けることができる。

◆アルファ中隊
前線の支援部隊（むっつの小隊の中で１番規模の大きい部隊）
アルファ小隊はＸＦ小隊(アルファ小隊)、歩兵小隊、車両小隊等に多岐にわたる。
◆ブラボー小隊
アルファと同様の前線支援部隊。アルファと合同で作戦に取り組む。
ＸＦ小隊(ブラボー小隊)、その他、と規模も同様。
◆チャーリー小隊
補給専門部隊。他の部隊への物資支援、医療支援等が主な任務。
◆デルタ小隊
現在人員整理中の部隊。元々はアルファ、ブラボーのこなせない任務をおこなう遊撃部隊。
◆エコー小隊
実験機、新兵器の評価、テスト部隊。
アルファ、ブラボーの戦力低下から兵器テスト任務の無期限停止、現在は前線維持部隊となる。


-----登場人物----
◆エコー小隊
ミルド・ハーヴェイ
エコー小隊を指揮する隊長
元デルタの隊長であり、鷹の眼の異名を持つ。
ウェールズ内乱鎮圧戦の際、視力に重大な障害を受けてしまう。

マコト・クレシマ
エコー小隊一番機のパイロット

エリーゼ・パスカリオン
エコー小隊二番機のパイロット
ビトレイトブルーの首謀者、ロアルド・パスカリオンの娘。

シェリー・ホルスタイン(オペレーター・２等市民)
17歳　エコー小隊の専属通信士。
他に2名のオペレーターがいる

フランツ・ハイネマン（バックアップクルー・２等市民）
25歳　戦場で臆病風に吹かれてエコー小隊に転属してきた優男。ヒョロヒョロ。
エコー小隊のパイロットの補充要員。（ちゃらい）
普段はドローン（基地内で操作する無人飛行機）を操作してのチームのサポート担当。

イゴロウ・イカルガ（メカニックリーダー・２等市民）
46歳　エコー小隊のメカニック班のリーダー。おやっさんの愛称で呼ばれる。
東洋人。メカニックは全部で15名在籍


◆ウェストバレー兵站基地
ルトガー・キーリッツ大佐（一等市民）
46歳    ウェストバレー前哨基地の司令官。
ウェストバレー大隊の最高責任者。元アルファ部隊の隊長を務めており、ロアルド、ミルドとは戦友。

◆アルファ小隊
クライブ・ミュラー（パイロット・一等市民）
19歳　マコト・エリーゼの訓練生時代の同期。
訓練校時代は成績優秀の模範的な生徒で、性格も真面目。

ナターシャ・ペトロヴィッチ(パイロット・二等市民・女)
19歳　同じくマコト・エリーゼの訓練生時代の同期。
口が悪く、エリーゼに対して異常な敵意を持っている。


◆グレイシア共同体
ＯＤ(指導者・年齢性別不明・仮面で顔を覆っている)
ウェールズ内乱鎮圧戦を利用して帝国の戦力を低下させグレイシア共同体を建国した人物。
素性は全て不明であり自らをＯＤ（オーディー）と名乗る、謎の多い人物。

ファジール（パイロット）
グレイシアの英雄ファジールの異名を持つ豪傑。ＸＦ乗りとしても一流であるが、彼の作戦もまた大胆不敵であり、多くの戦果を挙げている。戦いを愛し、戦いを欲する猛者。

◆その他

ロアルド・パスカリオン(エリーゼの父　当時47歳)